本要約ブログ

20-50代ビジネスマン向け、本要約ブログです。

【Newton2024年5月号】

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【Newton2024年5月号】

今月も最高でした。継続して宇宙系の特集を絡めながら再生医療や数学物理、気象まで縦横無尽に毎月情報をまとめてくれるNewtonに感謝。

Newton 2024年5月号 https://amzn.asia/d/8krCzWO

 


⚫︎臓器移植用のブタが国内で初めて誕生。遺伝子を改変したブタのクローンが国内ではじめて誕生した。移植用の臓器は希望者の3%しか移植を受けられない。2023年には遺伝子改変した豚から取り出した腎臓を移植したサルが2年以上生きたという研究を発表。

⚫︎やかんの湯気は雲そのもの。水蒸気が冷やされると微小な水滴が出来る。微粒子を核にして水滴に変化する。水滴ができるとき、水蒸気は、空気中をただようちりやほこりなどの微粒子(エアロゾル)を核にする。

⚫︎水素はエネルギーを取り出す際に二酸化炭素を発生しないグリーンエネルギー。持続可能な社会のための有力な化学物質。

⚫︎極小のトガリネズミも巨大なシロナガスクジラも心臓の構造は同じ。心臓の拍動数は体の大きさと相関がある。体が小さい動物ほど1分に600-700回も拍動するが、人は1分に70回ほど。シロナガスクジラでは潜水中1分間に2回しか拍動しない。

⚫︎グランドピアノの形には指数関数が関係している。音の高さは弦の振動の周波数によって決まる。単位時間あたりの振動回数を表す数で、周波数が大きいほど高い音に聞こえる。

【3つの世界】

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【3つの世界】

資本主義社会は分断が進み3つの世界に分かれる。行き来は可能。毒舌で進む見解が痛快で読んでいて気持ちいい。

 

3つの世界 キャピタリズムヴァーチャリズム、シェアリズムで賢く生き抜くための生存戦略 https://amzn.asia/d/dWFzCT1

 


⚫︎3つの世界は、IT富裕層とその財産の分配、社会的に価値がある職業の低い給料、未来の経済システムに関する内容を含む。 IT富裕層が急増し、給料の低い社会的に価値がある職業の問題、そしてNFTやWeb3などの新たな経済的概念への不安がある。

⚫︎田園都市構想や新たなビジネス戦略(例: イーロンマスクによるTwitterの買収)が話題となっている。 地域共有経済の重要性が増し、地域コミュニティや環境への関心が高まっている。

⚫︎バーチャルリアリティの世界が拡大し、オンライン空間での経済や社会の形成が進んでいる。 キャピタリズムの限界を感じる人々が、バーチャルリアリティの世界に逃避する傾向がある。

二拠点生活は重要で、国民全員が二重住民表を持つことがイノベーションや交流の問題を解決する一歩となる。
納税の動向や消費に影響を与えるプライムミニスターの提案は、現代の作品交代と日拠点生活の導入を含む。
キャピタリズムからシアリスムやバーチャリズムへの移行は、身体性と想像性の拡張やコミュニティの再生を目指す。
バーチャル空間は個性と想像力を拡張し、YouTubeTikTokなどのプラットフォームがその一環となる。
人間関係の回復と健康なサイクルを目指す地域開発プロジェクトは、シアリズムの基本的な目標である。
画面共有で音楽メディア実績まとめを共有
3つの世界に分かれる: 身体性、創造性、個性天才性
人間の5つの要素: 身体性、創造性、個性天才性、社会性、関係性
社会課題: 孤独、孤立、断絶
家族やパートナーとの関係が重要
ピアエコノミーとピアエフェクトの重要性
ブロックチェーンやバーチャルソーシングによる個性と創造性の拡張
お金の取引で得られるもの: 仕事、資産
キャピタリズムの世界では、お金や株価が影響力を持つ。 バーチャルの世界では、フォロワーや影響力がお金の代わりとなる。

⚫︎お金や株価は資本等価によって生まれるのではなく、個性や創造性によって生まれる。株価の変動は急激で、一瞬で価値が高くなったり下がったりする。 キャピタリズムでは資本を投下して大きな資本を得ることが重要。

⚫︎バーチャルの世界では、自分のアイデアや表現が重要であり、資本は必ずしも必要ではない。 社会システムや産業システムは約80年周期で変化する。自然を楽しんだり、個性やアイデアを表現することが大切。

⚫︎時間と信頼関係が地域社会の成り立ちに重要。 キャピタリズムの世界では経済成長よりも利子の成長が重視されることもある。バーチャルの世界でもお金が必要だが、個性やアイデアの表現が重要。

⚫︎三つの世界に分かれており、生き方や仕事の選択が異なる。

・住む場所の多様性:都市国家に限らず、自分たちが育てる場所を選択可能。

・労働環境の変化:産業構造の変化により、従来の労働形態にとらわれずに生きる必要性。

・貯金と年金の問題:老後の資金が不足する可能性が高まっている。

インフラの破綻:地域のインフラが崩壊し、生活に支障をきたす可能性がある

人間関係を構築しながら問題を解決する必要がある。 分散世代と呼ばれる20代から30代前半の世代に関する課題がある。バブル世代と里世代の人数が少なく、バブル世代は比較的楽天的で問題意識が低い。

⚫︎20代から25歳の海外で生活する外子組が少ない。10代は7つの階層に分かれており、親の関心は日本の将来に関する問題に集中している。身体主義と意識主義の対立が、将来のイデオロギーの戦いを予示している。ビジネスは利益を追求する活動として捉えられ、外部性による社会的コストが問題視されている。

・お金は信用に基づいて発行される。

・働くと稼ぐは分けて考えるべき。

・年収と社会的な価値は必ずしも一致しない。

・社会的な価値が重要で、これが将来のお金につながる可能性がある。

・価値を生むことが信用を築き、信用がお金に変換される。

クラウドファンディングなどを通じて、信用を積み上げることが重要。

 


自己啓発と意識主義:

人生の本質は自分の時間の濃度を高めることにある。
誰とどこにいるかは重要。地域ごとに異なる地球の核から出発するバーティカルワールドの考え方が重要。
地域の固有性や土地の特性は豊かさを生み出す。
地域性と個性:

観光は地域の特性や文化を理解することで豊かな経験になる。
旅行は観光地を見るだけでなく、その地域の生活や産業を理解することが重要。
キャピタリズムとシアリズム:

世界はキャピタリズム、シアリズム、そしてバーチャズムの3つに分かれる。
キャピタリズムは物を生産し、財産を持つことに焦点を当てる。シアリズムは共有と協力を重視する。
企業と組織文化:

企業の文化はキャピタリズム的な競争だけでなく、シアリズム的な協力や共有も取り入れるべき。
ベンチャー企業でも、従業員が顔を見て関係性を持つことが重要であり、これはシアリズムの精神を反映している。
個性と創造性の拡張に関する目標設
キャピタリズムに対する実感
ロマンと実用性のバランスの重要性
組織形態とシアリズム、キャピタリズムの関係性の再考
企業目標と適切な形態の関連性
資本主義の尊重とそのシステムの活用
社会価値の創造と資本主義の調和
新しいものの創造と資本主義の利用
時間の経過と感謝の表明

【人生の成功とは何か】

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【人生の成功とは何か】

悟りの一冊。至高の時間でした。

 


⚫︎永劫回帰。人生が終わろうとする時の臨終において、もう一度全く同じ人生を生きよ、と言われた時、然り。と答えるだろうか。

⚫︎然り。と答えることが出来るならば、最高の人生を遂げた人生である。

⚫︎しかし、然り。と答えることは難しい。人生には必ず苦労や困難、失敗や敗北、挫折や喪失がある。

⚫︎あなたにとっての人生の成功とは何か。あなたにとって、という言葉が大切。「あなた自身の成功を定義しなさい。」「あなた自身の個性を発見しなさい。」という意味と同義。

⚫︎競争原理を利用して動かそうとする風潮がある。それは人間観の貧困を引き起こす。人は素晴らしい夢を心に抱いた時強制されなくとも自らの意思で一生懸命に働き、自分でも驚くほどの大きな力を発揮する。

⚫︎競争主義の延長線上で出てくる言葉、「自分の商品価値を高める」。勝者になれるのは一握りの人間だけである。数多くの人間は敗者の悲嘆と敗北の寂寥を味わう。

⚫︎しかしこの思想は若手世代に魅力的に映る。まだ競争社会での勝敗が決まっていないから。

⚫︎勝者の思想にはもう一つ大きな落とし穴がある。「勝者になっても成功の喜びを感じることができない。」果てしない競争へと誘われる。すると精神の荒廃へ進んでいく。

⚫︎心のゆとりの喪失は「思いやりの喪失」となる。競争社会は徹底的に競わせるため人間同士の深い結びつきが生まれにくい社会であり結びつきが壊れやすい社会である。

⚫︎勝敗に左右されない思想。それは達成の思想。人生において目標を定め、それを達成することを人生の成功と考える思想。

⚫︎達成の思想では、喜びの高めあいが出来る。本当に優れたプロフェッショナルの仕事のスタイルは喜びの奪い合いでは無く喜びの高めあい。その精神を表す古くからの言葉「切磋琢磨」

⚫︎他人の目による評価から自分らしさの表現へ。他人や社会が価値を認めるものに盲目的に従うのではなく自分自身に取って本当に価値があると感じられるもの、自分自身が自分らしいと感じられるものを探し、それを目標に定め、その達成のために努力をする。

⚫︎自分が本当は何を求めているのかを深く考えない「思考停止」。

⚫︎他者との戦いから、自己との戦いへ。しかし目標を達成出来るとは限らない。なぜなら人生には努力、才能、境遇、に加えて大切な言葉がある。「運」。

⚫︎目標の達成から、達成後の目標へ。なぜなら人生は、続く。からである。

⚫︎欠乏感の意欲から、感謝の意欲へ。

⚫︎達成の思想の先にある深みのある思想とは何か。「成長の思想」。人生の困難と格闘して人間としての成長をし続けていくことを人生の成功と考える思想。

⚫︎仕事を通じて、人間を磨く。

⚫︎困難とは、可能性を拓く機会。大きく成長できた時を思い起こすならばそれは決して順風満帆ではなかったことに気づく。

⚫︎我々が夢を抱くのは、困難に挑戦出来るから。達成する強さから成長する強さへ。

⚫︎人物を磨くこと。大器晩成す。一日の成長。一日を生き切る。「切る」ということは悔いがないという覚悟。

⚫︎様々な困難に出会い、失敗や敗北の苦しさも体験した、挫折や喪失の悲しみも味わった。しかし、そのおかげで、私は成長することができた。だからこの度は素晴らしい旅でした。そう深く感謝できる人生を。

【最強の健康法】

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【最強の健康法】

図や絵を使っていて入門書としてもすごくわかりやすく、とんでも本にならないように信頼性を担保している点で多くの方にとって実践する価値のある本だと思います。

 

最強の健康法 世界レベルの名医の「本音」を全部まとめてみた【病気にならない最先端科学編】 https://amzn.asia/d/6gkaWnb

 

⚫︎長期的には健康かどうか、それで幸福度が決まる。

⚫︎ある時は当たり前だがなければ生きていけない空気のような存在がなんといっても健康。

⚫︎本書の特徴は、三重チェックによる信頼系の高さ。

⚫︎健診の偽陽性に気をつける。健康診断の検査項目は20-30あるがそれらを行った方が良いという科学的根拠はない。欧米では一切存在しない。

⚫︎判定基準は健康な人の95%をカバーする範囲を正常とするが、裏を返せば健康な人でも5%は異常としてしまう。5%でも30項目あれば0.95の30乗で0.21となり、正常とされる人の割合は21%まで下落する。

⚫︎検査することにより放射線被曝や、身体への負担の大きな検査など。大切なのは経年変化を見ること。

⚫︎異常とされる人の数が減ると医師にとって患者が減るので儲けが減ることになるというカラクリであることを理解しておく必要がある。

⚫︎特に特定健診では、健康な人5割をメタボとみなす基準が採用されている。標準値というのは単なる平均値であり、ただの参考値である。

⚫︎健康寿命の鍵は、血液と血管の健康。血糖値を上げすぎない食事を摂る、運動習慣を取り入れる。

⚫︎糖尿病の仕組み。人間は食べ物からエネルギー源を得る。必要なエネルギー源とはいえ、エネルギーの材料が急激に増えたり減ったりすると不安定で困るため、体は血糖値をなるべく一定に保っておこうとする。血中のブドウ糖の一部は糖(グリコーゲン)のまま肝臓や腎臓に貯蔵されるが限度があり、血液中の血糖値を下げるためすい臓からインスリンが分泌され、インスリンは血中ブドウ糖を脂肪に変え皮下脂肪や内臓脂肪に貯蓄する。しかし、ある条件下になるとインスリンが効かなくなる。それが肥満。

⚫︎インスリンを分泌するすい臓が疲れ果て、インスリンが出づらくなってしまう。そのため血糖値が高いまま糖尿病が発症する。

⚫︎食べる順番ダイエット。魚肉野菜をたべ、パンご飯を控える。もしくは後の方に食べる。

⚫︎若々しさは運動、食事、社交で決まる。

⚫︎代謝のコントロールに関係する成長ホルモン、睡眠に関係するメラトニン、生殖に関係し活力の源である性ホルモンの量が若々しさを左右する。

⚫︎老廃物の蓄積は活性酸素と糖化の2つが関係する。活性酸素はわかりやすくいうと細胞をサビさせる。細胞がサビているのに栄養をとってもエネルギーを作ることができない。糖化も同じく細胞を機能不全に陥らせ体内機能低下を引き起こし高脂血症、高血圧を引き起こす。

⚫︎とにかく週3回×30分は運動する。食事で抗酸化を推進する。野菜、果物、大豆、お茶、イワシ、サバなどの魚を摂取し、ファスト好きフード、インスタント食品、マーガリンなどの加工食品を避ける。

⚫︎社交的に生きる。いくつになっても恋をすること。

⚫︎テストステロンの改善が人生を変える。自信がつき、気分意欲が向上し、BMI改善、勃起性欲が回復し。丈夫な骨が得られる。

【図解 孫子 最高の戦略教科書】

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【図解 孫子 最高の戦略教科書】

図解でめちゃくちゃ分かりやすい。こんなエッセンスが1000円で学べるなんて感謝しかない内容。

図解 最高の戦略教科書 孫子 (日本経済新聞出版) https://amzn.asia/d/c7Mt9uH

 

●現代の孫氏の愛読者として知られる孫正義ビルゲイツ大前研一長嶋茂雄、フェリペスコラーリ、ノーマンシュワルコフ。

●長期戦になれば軍は疲労し、指揮は衰え、戦力は底をつき、財政危機に見舞われればその隙に乗じて他国が攻め込んでくる。そうなってはどんな知恵者がいても事態を収拾することは出来ない。

●百回戦って百回勝ってもそれは最善の策とはいえない。戦わないで敵を屈服させることが最善の策。漁夫の利を狙う。

●戦争には学習や成長が通用しない。国は滅んでしまえばそれでおしまいであり、人は死んでしまえば二度と生き返らない。負ける戦いをそもそもしない。負けないことを活かす。

●ライバルを味方に引き入れれば自分の負けはなくなる。M&Aによって既存のライバル勢力を味方にしてしまう。

●最高の戦い方は事前に敵の意図を見破ってこれを封じること。次善の策は敵の同盟関係を分断して孤立させること。

●いったん強者の傘下に入るのも戦略のうち。劣勢の兵力なら退却し、勝算がなけれは戦わない。

●戦いにおける基本要素【五事】

・道:下々の人間を上に立つものと一心同体にさせる理念。会社でいえば社是、理念。

・天:昼夜、晴雨、寒暑、季節などの時間的条件。会社でいえば何かを行うタイミング。

・地:行程の間隔、地勢の険しさ、地域の広さ、地形の有利不利などの地理的条件。会社でいえばインフラ、ビジネス環境。

・将:知謀、信義、仁慈、勇気、威厳、などの将軍の器量。会社でいうと現場責任者、執行責任者の力。

・法:軍の編成、職責分担、軍需物資の管理など軍政に関する条件。会社でいうとマネジメント、組織統制、装備。

●戦うかどうかを決める七計。

1.責任者はどちらが戦いの大義や理由を下まで浸透させているか。

2.将軍はどちらが有能であるか。

3.天の時と地の利は、どちらに有利か。

4.法令はどちらが徹底し、兵器や兵站はどちらが優れているか。

5.軍隊はどちらが精強であるか。

6.へいそつはどちらが訓練され、組織されているか。

7.賞罰はどちらが公平に行われているか。

●勝てなくても不敗でいることが大切。短期間で勝てる相手とだけ戦う。

●戦いの基本は、何より情報格差をつけること。

●疲れ切って空腹な相手には勝ちやすい。

●やる気や勢いは戦いに勝つ必須条件。

●規模の大きさは何よりの力。石で卵を砕くように敵を撃破するには「身」をもって「虚」を撃つ、つまり充実した戦力で敵の手薄を突く戦法を取らなければならない。

●戦争の真髄は「詭道」にある、戦争とは所詮、「だましあい」、に過ぎない。え、自分はいま戦っていたの、と思わせる。臨機応変に動き、こちらを小さく弱く見せ、こちらの意図をトンチンカンに解釈させ、敵をかき乱す。

●先手必勝は勝負の金言。善く戦う者は人をいたして人に致されず。

●敵を分割し、味方は集中させる。敵が十に分散したなら十の力を持って敵の一を攻めるなり。

●急所をつく。こちらが戦いを欲するときは敵がどんなに塁を高くして、堀を深くして守りを固めていても戦わざるを得ないよう仕向ければ良い。それには、敵が放置して置けないところを攻めること。

●戦う場所が分かっていれば圧倒的に有利。敵を有利な条件で待つこと。

横綱相撲と奇襲のコンビで勝つ。敵と対峙する時は「正」すなわち正規の作戦を採用し、敵を打ち破る時は「奇」すなわち奇襲作戦を採用する。これが勝利の王道である。

●人や組織は利害で操れる。敵に作戦行動を起こさせるためにはそうすれば利益になると思い込ませなければならない。

●考え込ませることが武器になる。戦争の形態は奇と正の2つから成り立つがその変化は無限。何が来るかを分からないと考え込ませること。

●達人は後出しジャンケンでも勝てる。形あるものは必然的に強さと弱さを持つことになる。そこでこちらは、意図せず敵が見せた弱さの部分に刀を振り下ろして敵に勝つ。無形から攻めの形に変化できる。

●人の気力は朝は旺盛、昼にダレる、夕方は休息を求める。勢いの波を見極めること。

●どうやって勢いに乗るのか。それは一歩間違えば全滅する絶体絶命の窮地に追い込み、死地に突入してこそ、初めて活路が開ける。兵士というのは危険な状態におかれてこそはじめて死力を尽くして戦う。

●戦争の結果は、国土の広さ、食力生産量、人口の多さ、敵との戦力バランス、戦いの帰趨、で決まる。

●全ての戦略は情報に行き着く。諜報は極めて重要。情報こそ戦略のキモ。

【ドイツで100年続くもの】

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【ドイツで100年続くもの】

ふと目に止まった本。ドイツ国内の写真が多く興味深く読めました。

ドイツで100年続くもの (私のとっておき) https://amzn.asia/d/7ndv8CR

 

●経済グローバル化の中でも、何が何世代にも亘って残って来たのか。廃れたものと比べて何が優れていたのか。

●ベルリン名物になった福祉作業のブラシ。

●骨董品のようなスリッパ工房。ドイツでは靴と同じようにプライベートな存在。昔ながらのスリッパが今も愛されている。

●バームクーヘンの老舗カフェ。

●ペッファークーヘン。香辛料の希少価値が今より高かった時代、単なるお菓子以上の価値を持っていた。その専門店が密集する街、プルスニッツ。

●クリスマスのお菓子として名高いシュトレン。ドレスデンで大きなブランド力がある。第二次世界大戦の空襲で廃墟と化したドレスデン。1991年東西ドイツ統一後に本格的にシュトレン作りを再開した家族。

●ドイツの町のどこにでもある自然派ショップ「レフォームハウス」。品揃えは自然派農法の野菜や果物、乳製品や大豆製品、全粒粉のパンやケーキコーナーもある。

水力発電のクリーニング店。水力登山鉄道。19世紀末ドイツ国内の登山鉄道は水力で動かすのが主流だった。

●ドイツのベルリンに地下鉄が登場したのは1902年。欧州ではロンドン、パリ、ブダペストについで4都市目だった。東西ドイツ時代、ポツダム広場駅は閉鎖されていた。東西分割により地下鉄は3分割されていた。

●ドイツ人の食卓に欠かせないパン。ドイツ語で「自分のパンを稼ぐ」という言い方がある。これは生活費を稼ぐという意味。それほど生活の中でパンの占める役割は大きい。

【Newton2024年4月号】

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【Newton2024年4月号】

今月も最高でした。融合発電の未来を始め、スマホの未来であるコンタクトレンズ型、脳インプランテーションなどワクワクで失禁します。

Newton 2024年4月号 https://amzn.asia/d/297NfIu

 

●筋肉や糖が脂肪を効果的に消費すると痩せる速度が加速する。

●WHOによると、ダイエットを目的とした人工甘味料の使用は推奨されない。長期に摂取すると肥満度が上昇したというデータ。カロリーがない事で腸内で糖とは違う振る舞いをして問題が生じる。

核融合発電。フランスで建設中の大型核融合実験炉ITERと日本にある世界最大の核融合実験施設JT-60SAに関する情報。日本の茨城県那珂市にあるJT-60SAがプラズマ生成に成功。核融合発電とは原子核同士が核融合する反応によって生じる莫大なエネルギーを利用して発電を行うもの。

●水素の同位体である重水素トリチウム(三重水素)の原子核を融合させる。反応が起きにくいため、重水素トリチウムを1億℃以上の高音にして衝突させる。超高温にすると原子核と電子が分離して動き回るようになる。この状態がプラズマ。

●フランスのITERの重要部品の製作も日本が担当している。核融合関連技術で日本は世界をリードしている。

●家庭用電子レンジの2000倍のパワーでプラズマを加熱するジャイロトロンはマイクロ波を当てて加熱する。日本製のジャイロトロンのみが3つの周波数のマイクロ波を出せる。

●日本では2023年内閣府フュージョンエネルギーイノベーション戦略を策定し核融合エネルギーの産業化について国をあげて推進することを決めた。2024年3月には産官学の連携組織も発足。イギリス、アメリカも遅れまいと進めている。

核融合が次世代エネルギーとして熱視線を浴びる理由は、核融合発電のための燃料(重水素など)は海水などから得られるため、石油とは違い、誰もが平等に扱えるエネルギーであるということ。発電の際に温室効果ガスを排出しないこと。放射線廃棄物は発生するが、原子力発電のような高レベルのものは生じず低レベルのものだけ。

●デメリットは、建設には非常に高度な技術と巨額の費用がかかる。

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スマートフォンの未来。現在は板状だが、コンタクトレンズや自動車などさまざまな装置でスマホの機能が使えるようになっているかもしれない。

●CPUはすでにとても小さくなっている。そしてオンデバイスAIによってその人がどのようにスマホを使うかAIが学習し最適化される。

マイクロ波ワイヤレス給電を効率的に行うことが5年後低軌道衛星を経由して可能になる。低軌道衛星は地球表面から2000キロメートル以下という低い軌道を周回する。距離が近いため通信速度が速い。

●現在のスマホのようにハードウェアを手に持つことはなくなる。そのためにはバッテリーと視覚情報の二つ。

・バッテリーは高容量化が進み、電気を電磁波の一種であるマイクロ波に変換して飛ばしアンテナで受信して直流電流に変換して充電する仕組み。電力変化効率を高める必要はある。人体への影響を避けるためにワイヤレス給電システムに人体を検出する機能を組み込んでビームを人に向けない工夫も考えられている。

・視覚情報のインターフェースはゴーグル・メガネ型からコンタクトレンズへ。コンタクトレンズの中央0.48mmのディスプレイを配置しそのに表示された画像を網膜に直接映し出して情報を見る仕組み。髪の毛一本を目に近づけても邪魔にならないのと同じでここまでディスプレイが小さくなると邪魔にならない。視線をポインターに使う。

●人間の脳に機械を埋め込む「脳インプランテーション」。このチップは思考だけでデバイスをコントロール出来る。製品名は「テレパシー」。