本要約ブログ

20-50代ビジネスマン向け、本要約ブログです。

【Newton2024年4月号】

f:id:dokushosyukan:20240312175619j:image

【Newton2024年4月号】

今月も最高でした。融合発電の未来を始め、スマホの未来であるコンタクトレンズ型、脳インプランテーションなどワクワクで失禁します。

Newton 2024年4月号 https://amzn.asia/d/297NfIu

 

●筋肉や糖が脂肪を効果的に消費すると痩せる速度が加速する。

●WHOによると、ダイエットを目的とした人工甘味料の使用は推奨されない。長期に摂取すると肥満度が上昇したというデータ。カロリーがない事で腸内で糖とは違う振る舞いをして問題が生じる。

核融合発電。フランスで建設中の大型核融合実験炉ITERと日本にある世界最大の核融合実験施設JT-60SAに関する情報。日本の茨城県那珂市にあるJT-60SAがプラズマ生成に成功。核融合発電とは原子核同士が核融合する反応によって生じる莫大なエネルギーを利用して発電を行うもの。

●水素の同位体である重水素トリチウム(三重水素)の原子核を融合させる。反応が起きにくいため、重水素トリチウムを1億℃以上の高音にして衝突させる。超高温にすると原子核と電子が分離して動き回るようになる。この状態がプラズマ。

●フランスのITERの重要部品の製作も日本が担当している。核融合関連技術で日本は世界をリードしている。

●家庭用電子レンジの2000倍のパワーでプラズマを加熱するジャイロトロンはマイクロ波を当てて加熱する。日本製のジャイロトロンのみが3つの周波数のマイクロ波を出せる。

●日本では2023年内閣府フュージョンエネルギーイノベーション戦略を策定し核融合エネルギーの産業化について国をあげて推進することを決めた。2024年3月には産官学の連携組織も発足。イギリス、アメリカも遅れまいと進めている。

核融合が次世代エネルギーとして熱視線を浴びる理由は、核融合発電のための燃料(重水素など)は海水などから得られるため、石油とは違い、誰もが平等に扱えるエネルギーであるということ。発電の際に温室効果ガスを排出しないこと。放射線廃棄物は発生するが、原子力発電のような高レベルのものは生じず低レベルのものだけ。

●デメリットは、建設には非常に高度な技術と巨額の費用がかかる。

----

スマートフォンの未来。現在は板状だが、コンタクトレンズや自動車などさまざまな装置でスマホの機能が使えるようになっているかもしれない。

●CPUはすでにとても小さくなっている。そしてオンデバイスAIによってその人がどのようにスマホを使うかAIが学習し最適化される。

マイクロ波ワイヤレス給電を効率的に行うことが5年後低軌道衛星を経由して可能になる。低軌道衛星は地球表面から2000キロメートル以下という低い軌道を周回する。距離が近いため通信速度が速い。

●現在のスマホのようにハードウェアを手に持つことはなくなる。そのためにはバッテリーと視覚情報の二つ。

・バッテリーは高容量化が進み、電気を電磁波の一種であるマイクロ波に変換して飛ばしアンテナで受信して直流電流に変換して充電する仕組み。電力変化効率を高める必要はある。人体への影響を避けるためにワイヤレス給電システムに人体を検出する機能を組み込んでビームを人に向けない工夫も考えられている。

・視覚情報のインターフェースはゴーグル・メガネ型からコンタクトレンズへ。コンタクトレンズの中央0.48mmのディスプレイを配置しそのに表示された画像を網膜に直接映し出して情報を見る仕組み。髪の毛一本を目に近づけても邪魔にならないのと同じでここまでディスプレイが小さくなると邪魔にならない。視線をポインターに使う。

●人間の脳に機械を埋め込む「脳インプランテーション」。このチップは思考だけでデバイスをコントロール出来る。製品名は「テレパシー」。