本要約ブログ

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【Newton2023年10月号】

Newton202310月号】

今月も最高でした。chat GPTがどのように答えを出しているのか。ベクトルに答えがあるとは知らなかったです。そして水や電力の大量消費も。自律神経を意識した生活が必要。

高高度でも飛べるハチドリロボットは巨大な翼がなくてもゆっくり羽ばたく事で空気が薄くても揚力が発生する。地球の100分の1以下という超低密度の火星大気中を飛翔する翼ロボットの開発を目指している。

認知症、糖尿病、高血圧などの病気予防には適度な運動が有効である事が統計的に証明されている。しかし運動がこれらの病気に好影響を与えるメカニズムはほぼわかっていない。そんな中、阪大研究チームが、運動で高血圧が改善するメカニズムを突き止めた。

ジョギングなどの運動で足が地面に着地する時頭にもその衝撃が伝わり脳内にある組織液が動く。この組織液の動きが脳内の細胞を刺激し血圧を上げる作用を持つタンパク質の量を低下させることがラットの実験から分かった。

●GPTとは、Generative Pre-trained Transformerの略。大規模言語モデルと呼ばれるAIの一種。なぜ長く複雑な文章を生成できるのか。その秘密がトランスフォーマー。与えられた文章の中で単語同士の関係を広く把握しどの単語が意味的に近いのかを理解するための仕組み。これを用いた上で大規模なニューラルネットワークや大量の学習データを用いて学習を行わせた事により飛躍的に高い精度で言語処理を行えるようになった。

トランスフォーマーは単語をベクトルに変換してその「距離」をはかる。高校で習うベクトルの内積を使うことで、単語のベクトルどうしの距離をはかる。意味が近い単語ほど距離も近くなる。GPT-3.5では各単語は5257次元という高次元のベクトルに変換される。※ベクトルの内積  ベクトルa・ベクトルb=a×b×cosθ

万能アルゴリズムトランスフォーマー」はタンパク質もDNAも分析できる。アミノ酸や塩基を文字として捉える。そして海馬の働きを再現できる。GPTは脳と同じメカニズムで学習している可能性がある。

●chat GPTは質問50個に答える毎にペットボトルの水を1本「飲む」。コンピュータ冷却のために真水が失われる。GPT3の学習の際に消費された資源量は、水70万リットル、二酸化炭素552トン、電力1287MW(日本の1年で消費する電力300世帯分)

最新ツールを使えば、著者が人がGPT99%以上の精度でわかる。

教育におけるAIの適切な使い方は?電卓が登場した時、「数学教育は終わった。これを禁止しなければ子供達は九九も計算尺三角関数も学ばなくなる」と教師たちは言った。一部正しく一部間違いだった。これと同じことがまた起ころうとしている。

●5年後10年後の未来はどうなるか。いくつかの職業は無くなるが誰もが今よりも良い生活を送れるようになる。生産性が20-30倍になったらどうでしょう。あらゆるものを手に入れられる。

自律神経とは交感神経と副交感神経からなっている。脳の視床下部にある中枢からの指令を全身に届ける。

戦闘モードに切り替える「火事場の馬鹿力」を生む交感神経。交感神経の活動により副腎髄質からのアドレナリン大量分泌が心臓の収縮力を高め気道を拡張し血糖値を上げる強い作用がある。

休息モードに切り替え体の回復を助けるのが副交感神経。交感神経と副交感神経の活動には概日リズムが見られる。自律神経のバランスが崩れると全身に症状が現れる。

めまい、ふらつき、立ちくらみ、疲労感、脱力感、眠気、肩こり、皮膚の乾燥、多汗、汗をかけない、頻尿、失禁、残尿、頭痛、胸痛、吐き気、便秘、下痢。

過敏性腸症候群の人はチーズや蕎麦ブロッコリーなどが良い。

腸の免疫機能にも自律神経が関与する。気持ちを安定させる神経伝達物質セロトニンは小腸の粘膜で生成され、内臓求心性繊維を介して脳に作用することが分かって来た。脳腸相関という。

コーヒーを飲むと交感神経が整う。カフェインによって14杯以上のコーヒーや紅茶が死亡リスクを下げるという広範な実験データがある。しかし体質によるので自己分析が必要。

 

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