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【能力を磨く AI時代に活躍する人材3つの能力】

【能力を磨く AI時代に活躍する人材3つの能力】

chat GPTが一億アクティブユーザー突破の話題が席巻する中、2019年に上梓された田坂さんの本を再読。的を射ており再度納得した。

能力を磨く: AI時代に活躍する人材「3つの能力」 https://amzn.asia/d/5vcBgd0

 

現代の高度知識社会に求められる5つの能力。

・基礎的学力(知的集中力、知的持続力)

・学歴的能力(論理的思考力、知識の習得力)

・職業的能力(直感的判断力、智慧の体得力)

・対人的能力(コミュニケーション力、ホスピタリティ力)

・組織的能力(マネジメント力、リーダーシップ力)

この中で、人間がAIに絶対に敵わない3つの能力。

・無限の集中力と持続力

・超高速の論理的思考力

・膨大な記憶力と検索力

基礎的能力は全く歯が立たない。論理でもチェスや囲碁では全く勝利できなくなった。契約書の中から見直すべき箇所を見つける知的職業も淘汰された。米国の金融機関では600名のトレーダーが2名になった。

米国のある地域の過去のデータ分析と学習によって、その日のその時刻に犯罪が起きそうな場所を予測し、その予測と指示に基づいて警官がパトロールすることによって犯罪検挙率を上げている。

基礎的能力、学歴的能力は人間は敵わない。職業的能力、対人的能力、組織的能力を持っている人は生き残る。

勤務先企業は能力開発を助けてくれない。基礎的能力、学歴的能力でやってきたただの高学歴人材は、淘汰される。

クリエイティビティ(直感的判断力に基づく知的想像力)、ホスピタリティ(根底には推察力、想像力に基づくコミュニケーション力)、マネジメント(人間関係力や人間力に基づいて組織やチームを運営する能力。は人間の優位が続く。

職業的能力を磨くには。体験的智慧を全て棚卸しする。日頃の5分の反省が能力の決定的な違いを生み出す。後悔や懺悔とは全く違い、仕事の経験を追体験し、技術や心得を掴む所作。

実行力のないアイデアマンは無視される。アイデアの実現力とは、優れたアイデアを発案するだけでなく、アイデアの実現を妨げる目の前の現実、すなわち上司の判断、仲間の意識、職場の文化、会社の方針、技術的な問題、資金的な制約、制度的な壁、社会の仕組みなどを変えていくことの出来る力、すなわち【現実変革力】。

対人的能力を磨くには。コミュニケーションの8割は言葉以外で伝わる。我々は仕事を通じて、意識的に真剣で濃密な対人関係の経験を積むことによって、推察力や想像力を身につけ、「非言語コミュニケーション」を磨いていかなければならない。

組織的能力について。マネジメント業務の、大半もAIが行うようになる。人事管理、資材管理、予算管理、プロジェクト管理などはAIの得意分野。

共感協働マネジメント、働き甲斐マネジメントが基本。部下の顔色を窺って強く言えないなどリーダーシップを発揮出来ないリーダーが多い事も事実。

心踊るようなビジョンと志を語れるか。目に見えない成長の場を生み出せるか、部下やメンバーの「可能性」を深く信じる力。

成長への意欲は指示されて抱くものではない。リーダーの横顔や後ろ姿を見て自然に学んでいくもの。

 

 

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