【子供の「考える力を伸ばす」教科書】
子供を持つ親あるあるの悩みをコラム形式にしてくれていてめちゃくちゃ参考になることに加えて最新の研究から明らかにされた、今現在の子育てに言及して頂いており、非常に良かったです。
スタンフォード・オンラインハイスクール校長が教える 子どもの「考える力を伸ばす」教科書 https://amzn.asia/d/797aror
●子供の好奇心ややる気そのものを育てるにはポイントが2つある。
●1つは好奇心のメカニズムを脳科学や心理学的に理解して科学的な好奇心の伸ばし方を実践すること。
●2つは子供の好奇心のポテンシャルを縮ませる行動を意識的に避ける事。
●子供の社会性や感情の発達のサポートをすると心の健康だけではなく学業成績も大幅にアップするということがわかって来た。
●自分の興味あることに集中する時間を一定割合(20%か学校の一コマ)でもつことでクリエイティビティをアップさせるのに効果あり。
●哲学思考の基礎は、論理学の原理、議論の法則を学ぶこと。
●スマホはやめさせるべきか。
アメリカだと、スクリーンタイムが8-12歳で4-5時間、中高生で7-8時間だという。生活の一部となっているため、完全に子供からテクノロジーを取り去るのは現実的ではない。ほどほどなな距離を取りながら適度にテクノロジーを使いこなせる能力を養うこと。
●30-90分勉強して5-15分のテクノロジーブレイクを取る。3時間ごとに30-60分くらいの長めのブレイクを取る。
●食事中や就寝時間などの生活リズムの大切な時間はテクノロジー禁止。親がロールモデルを演じ切る。
●5つの好奇心タイプ
知らないことに敏感、探求を楽しむ、他者を知りたい、未知のストレスに耐える、スリルを求める。
●脳科学の基本を子どもに教えると子供の成長マインドセットに繋がり好奇心ややる気が、アップする。ステレオタイプやレッテルを極力用いない。
●子供の褒め方。嘘はすぐに感じ取ってしまう。子供の努力を褒めるのは効果的。能力を比較していないか。
●習い事は何をどのくらいやらせるべき?小学生では8割の子供が何らかの習い事に通って週に平均4-5時間を費やしている。塾通いは3分の一、平均して5-6時間。小学生の場合月平均1-2万円でピークは中3の2万5900円の支出。
●なぜ習わせるかを明確にする。周りも行ってるからではなく、子供の興味や才能を伸ばす目的でやる。出来るだけ多様な活動を。生活や健康の影響を考える。
●「自分から」をサポートすると子どもに幸福が訪れる。人間のモチベーションのベースは、人とのつながり(関係性)、自分が何か出来るという感覚(有能感)、自分が決断したことを自分の意思に則ってやっているという感覚(自律性)。
●嫌がることを習慣化するための5つの法則。1、やるべきことの目的や理由を考えさせる。
2、出来れば少しずつ増やす。
3、行動のきっかけ(トリガー)を決めて意識しておくこと。
4、スケジュールと目標を立てさせる。
5、進み具合を振り返らせる。
●どうやってゲームの時間を減らすのか。まずは15分ずつ減らす。3大欲求を満たす代替物を加える。まずは代替物をやってからゲームに。子どもに考えさせる。
●勉強より、聞く力を育てる。誰がどこで何をどうした?と説明してもらう。子どもに話をする前に、「話の後に質問してもらうよ」と宣言する。「真似して話してもらうから聞いててね」、という。
●子供のメタ認知力アップのための脳トレ。最近の視点の転換。他人になったとしたら状況はどうなるか?答えてもらう。
●子供のSNSはチェックする?禁止ルールを押し付けるのではなく、自己管理をしながら適切な行動が取れるようにサポートしていく。何のためにSNSをするのか、勉強や友人関係に悪影響が出ないようにどうSNSとつきあっていくのか。今どんなアプリを使っているのか。使用しているアプリの年齢制限などはどうなっているか、いつ使って良いか。何時間使っていいか。
●心配なことはスクリーンショットをとって大人に相談する、ポップアップをクリックしない、パスワードを他人とシェアしない、友人リクエストは実際に知っている人だけに限る。電話番号や住所、生年月日は知らない人に教えない、書き込まない。
●スタンフォードが中高生に教えていること。自分を理解する力、他人を理解する力、セルフマネジメント力、人間関係スキル、責任ある意思決定する力。
●脳は心の隙間時間を欲している。ゴッコ遊びはクリエイティブの近道。逆境に耐えるとクリエイティブに成長する。クリエイティブな子供の特徴10選。
深く考えるのが好き、間違えても凹まない。自分の取り組みに情熱がある。目的意識がある、自分の取り組みを楽しんでいる、1人でもへっちゃら、周りと違う、オールラウンダーではない、使命感がある、違う考え方をするのを恐れない。
●哲学思考とは、当たり前の常識や自分の考えの前提になっている枠組みを批判的に吟味して新しい価値観や世界観を模索する心の営み。4歳からでも始められる。ゲームチェンジの思考。
●速くて大きな動物は?四角で赤いもの何がある?など与えられたコンセプトの組み合わせを理解するための解釈する力や分析する力を育む。
●りんごとメロンどこが同じ?同じ探し。共通点探し。
●どうしてこうなった?推論力強化。
●どうして信号があるの?目的探し。ゲームチェンジにも必要。
●今日の晩御飯はカレーです。証拠は?証拠探し。振り返る力、推論力強化。
●りんごってどんなもののこと?定義と例外。
●賛成か反対か。シャドーディベートをやる。
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