本要約ブログ

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【心配事の9割は起こらない 減らす、手放す、忘れる-禅の教え】

【心配事の9割は起こらない 減らす、手放す、忘れる-禅の教え】

禅が世界中に認められて広がる理由は、シンプルで求めすぎない思考にあると感じた。1日のどこかで手を合わせて思いを馳せる時間を作る事が重要。実践したいです。

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余計な不安や悩みを抱えないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものを削ぎ落として限りなくシンプルに生きる。

心を縛るもの、心に棲みついて離れないものはすべて「妄想」。妄想を出来る限り減らす。妄想を生み出しているものは「対立的に捉える考え方」。例えば、生死、勝負、美醜、貧富、損得、好き嫌い。

禅では、どんなものも、どんな人も、他とは比べようのない「絶対」の存在とする。

私たちには、いまをどう生きるかしかない。過去にいつまでもこだわっていれば今の生き方に対する自信のなさを表明していること。

あなたには心の拠り所がありますか?かつての日本ではほとんどの家庭に仏壇あるいは神棚が置かれていた。前で手を合わせる事が毎日繰り返されていた。

「こうして元気に新しい日を迎える事が出来ました、ありがとうございます。」「今日1日を無事に過ごす事が出来ました。ありがとうございます。」と、ご先祖様に手を合わせる。

ご先祖様の前では不思議と「素」の自分になれる。部屋のどこかにお札でも写真でも置いて合掌する場にする。静かに手を合わせて溜まっている思いの丈を吐き出す。こうする事で気持ちが前向きに整う。

現代人の閉塞感のどこかにこの風習が失われた事が一因あるのではないか。

持ち物を減らす。一つ捨てることは執着から一つ離れること。

世の中には自分ではどうにもならない事がある。そのままあるがままに受け取っておけば良い。受け入れる以外方策はありません。ジタバタしようがしまいが、それしかないのです。ならば、あっさり受け入れませんか。

のしかかる不安や悩み、心配ごとの多くは人間関係に絡んだもの。色眼鏡を外す。前提情報で見るとその人を見誤る。

地位や立場などさっさと譲る。「満は損を招き、謙は益を受く。」

「あたりまえ」を見直す。いまここにある幸せに気づく。あるべきものが、あるべきところに、あるべきように、ある。

毎日一回必ず立ち止まる。禅語に「七走一坐」7回走ったら一旦座ってみよ。という言葉がある。特に躓いた時、失敗した時は止まる事が大事。

失敗の原因を素直に認識し、「これは非常に良い体験だった、尊い教訓になったというところまで心を開く人は、後日進歩して成長する人だと思う。」

悪い事が起きたり辛い境遇に立たされたりしたらきもちが落ち込んでも良い。その上で負の心をプラスに転じていく。それが禅の考え方。

朝を大切にする。毎日一定の早い時間に起きるというたった一つのルールが今。ここ、を全力で生きている実感でいっぱいの豊かな時間をもたらす。

余計なことを調べない。情報の暴飲暴食をやめる。有り余る情報がゆえに判断力を弱めている。自分が何をしたいかという視点が最も大切。

無心になる。感情に逆らわない。そのときどきの思いや感情に「動かされない」でいようとする必要はありません。浮かぶに任せ、消えるに任せ、です。それがとらわれない姿。力みがなくなり、今に集中し心はずっと柔らかく、しなやかになる。

夜坐という言葉のように夜は静かに過ごす。

勝ち負けに拘らず、コツコツと続ける。その習慣によって才能を超えることも出来る。

おかげさまを感じる。お陰様という言葉はご先祖様、が語源。10代遡ると1024人、20代遡ると100万人を超えるご先祖様がいる。一人でも欠けていたら今の自分はない。

いい言葉を使う。「君子は交わり絶えゆとも悪声を出ださず」

簡単に逃げない。「本来無一物」人間は本来何一つ持たずに生まれてきた。それが人間本来の姿なのだから執着するものなどどこにも無い。

他人の人生観がどうであろうとそれをあれこれあげつらうのは筋違い。

うまく話そうとしない。「沈黙の凄さ」を理解する。余白、間は言葉で言うと沈黙。大いなる表現力がある。時には言葉よりもずっと気持ちや思いを伝える事ができる。

調身、調息、調心。姿勢が整い、呼吸が整い、心も整う。丹田呼吸をすると力が解けてゆったりと整ってくる。

縁を大切にする。その人に出会えたのは偶然では無い。あらゆるものがこの因縁によって生じている。この世に存在しているとするのが仏教の根本的な考え方。

「お先にどうぞ」と言える二番手が最も良いポジション。力のある二番手なら自分が動かなくてもいずれは周囲から前に押し出されることになる。これが最高の強み。

正論を振りかざさない。一旦受け止めた上で、淡々と持論を展開する。

毎日10分自然に触れる。許す範囲でしばし、自然を感じながらボーっとする無作為な時間を少し持つこと。

過ちはすぐに認める。

 

 

 

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