本要約ブログ

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【「一人で生きる」が当たり前になる社会】

【「一人で生きる」が当たり前になる社会】

時代が急速に変わっていることを意識させられる本。会話調の構成になっており専門用語もなく読みやすかったです。抜本改善をしなければ少子化は改善しないと思わせられます。

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●2040年には独身者が人口の5割になり既婚者(64歳まで)3割になる。

●2015年の男性の未婚率は23%、女性14%2040年には男性の3人に1人、女性の5人に1人は生涯未婚となる。

妻と離別や死別をすると男性は余命が短くなる。

男性は再婚相手に初婚の女性を選び、再婚女性は再婚男性を選ぶという時間差一夫多妻制。300万人の男性は結婚相手が見つからない。

インドは余っている男性5000万人、アメリ900万人。全世界で2億人の男性余り。

●3組に1組が離婚するというフレーズはマスコミがよく使うが、近年で特別増えたわけではない。江戸時代の離婚は多かった。明治から昭和の高度成長期が離婚が少な過ぎた。

結婚しないと孤独死するわけではなく結婚していても孤独死する。

終身雇用や年功序列社会では結婚して家族がいた方が粉骨砕身働くだろうと考えられていた節が強い。結婚するしないは道徳論というよりも企業の論理だった。

家族市場の衰退、ソロ活市場の拡大。今までは夫婦や家族が経済を回していた。

しかしソロ男の外食費は一家族分の外食費の2倍近く。

女性の男性化も大きなテーマ。

一人飯という文化「スーパーソロカルチャー」人間関係が1番のストレスという声も。

友達の数が可視化されて孤独を増進するSNS。自分の生活、人生が本当に充実しているかどうかを自分で決められない人がすごく寂しくなってしまう。

孤独時代にオキシトシンを意識する。オキシトシンは人と触れ合うことで分泌される。寂しさを埋めるためには少なくとも共感や承認を得られればそれで良い。

コミュニケーションスキルは後から確実に身につけられる。例えばペットを飼うとコミュニケーションスキルがアップするしオキシトシン分泌もなされる。

男性は離婚に耐性が無いが、女性は離婚率と自殺率に全く相関がない。

ソロ男は有能な自分しか肯定できない。自分に対する条件付き愛情。

男性は恋愛、女性は仕事が自己肯定感の判断基準。自己肯定感の低い人の相関因子を選び出すと、「男性の場合は恋愛に自信がない」、「容姿に自信がない」、「異性に告白された経験がない」などが出てくる。女性は、「仕事の評価は能力主義がいい」、「負けず嫌い」、「副業したい」という質問にイエスと答えた人ほど自己肯定感が低くいという結果が出た。

恋愛が得意な人は全体の3割しかいない。30年前から変わらない恋愛強者3割の法則。自分から能動的に動ける3割の人がモテまくる。

結婚は父性と母性を持たないと成り立たない。父性が多すぎると共同生活には向かなくて結婚生活には母性が適している。全体的には結婚している夫婦は共に母性が強い。

婚活女子は3割もいない年収400万以上未婚男子を見つけようとするが、3割もいない。皆20代は年収高くない。「金を稼げる夫に育てよう」という発想が早道。

昔話かは女性から押しかける方が圧倒的に多い。男性からの告白なんてたかだか30年の歴史しかない。

マッチングアプリは恋愛弱者を救えない。マッチングアプリではそもそもそんなシステムがなくてもマッチング出来るような人同士がマッチングしている。

結婚はしたい人がする趣味みたいなものになっていって必ずしなきゃいけないものではなくなる。

結婚する人しない人の共存が子育てしやすい社会の鍵。人間は大人になるまでに長い時間がかかりその期間はかなり脆弱な存在。それをサポートする社会の方が次世代が育ちやすい。

なぜみんなスタバでMacなのか。セルフブランディングしなければならない、自分を確立しなければならないと思い込んでいる人が多い。唯一無二を確立しようとした結果、同じような人間が大量生産されている。

自分の中に、自分というものがいっぱいあると考えられる人の方が豊かである。自分は「モザイク状」にできている。一人の中の多様性、これは禅の考え方。

周りの人に囲まれているのに寂しいと感じるのは多分自分の中の自分が足りないから。

 

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