本要約ブログ

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【Newton 2024年1月号】

 

【Newton 2024年1月号】

今月号も最高の一言。核融合技術の言及から始まり、宇宙Q&Aからのchat GPTまで幅広く。もうこれを読まないなんて罪深い。

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●血流に学ぶ水流システム。水はパイプを流れるとき、大小の渦ができて「乱流」状態になる。乱流状態になると、水とパイプ内壁の間の摩擦が増加するため、水を流すのに強力なポンプが必要となる。一方、血管を流れる血液に乱流は生じない。これは、心臓が脈を打つことで、血液が加速と減速をくりかえしながら流れる(脈動する)ためだと考えられている。水を脈動させれば、乱流による摩擦を減らせる可能性がある。エアコンの熱交換器の循環システムや石油のパイプラインなどに応用できるかもしれない。

●世界最古の木造建築。48万年前人類は丸太で建物を作っていた。

●月面での道路舗装。月面探査車の走行にレゴリス(砂塵)が、障害になる可能性がある。重力が低いためレゴリスが舞い上がりやすい。太陽光に見立てたレーザー光の出力を様々に変えたところ直径45mmのレーザー光照射でレゴリスが溶けて高密度となった。これは道路に適している。

●地球から次への物質の輸送には膨大なコストがかかるので。太陽光を集光するための2.37平方メートルのレンズだけ輸送すれば良いことになった。

●日本の核融合発電施設でプラズマを初生成。核融合を起こすためには燃料を約1億℃という超高温にして原子から電子が引き剥がされた状態にする必要がある。茨城県那珂市の施設にて初生成された。

NASA小惑星ベンヌのサンプルを持って帰還。2021年5月にベンヌから離れたオリス・レックスは2年以上の航行を経て地球にたどり着いた。はやぶさはやぶさ2依頼3例目の快挙。

●大気密度が地球の100分の1以下しかない火星で飛行機は飛べるのか。→飛行は可能だが、火星用にカスタマイズが必要。JAXAが火星飛行機を開発中。効率よく揚力を得られる翼を備える必要がある。

宇宙旅行を行うと体型や体重はどう変化するか。→重力がなくなると体液が上半身に集まる。血液と筋力の量も次第に減っていく。筋肉がやせて、近くが見えづらくなる。火星では片道8ヶ月以上かかる。飛行ルートによってはさらにかかる。

●赤ちゃんを乗せた宇宙船が100光年先の惑星へ行く場合、何歳で到着するか。→相対性理論の効果によって時間の流れが遅くなるため到着時の年齢は14歳。高速の99%で飛ぶ宇宙船で向かった場合、101年かかる。光速の99%で動く人の時間は停止している人に比べて7分の1しか進まない。なので101年の7分の1なので14歳。ということは、宇宙船は約14年で100光年先の目的地に着けるということ。

●冷凍睡眠から目覚めた場合、宇宙船上か惑星上かを重力で判断できるか。→重力の向きを厳密に測定出来れば部屋の中でも判別できる。惑星上にいる場合、部屋の糸につけたおもりが中心に向かうように向いていたら惑星上にいる(惑星の万有引力に引かれるため)。開いていたら宇宙船内。

●GPTは多重人格。論理的な人格を呼び出すことで論理的に思考している。新たな能力が次々に創発している。QA、4択問題、文脈理解、英語での対話、文字の並び替え、計算問題、記号接地の問題など。

●AIの知能は10年以内に人を超える。シンギュラリティはすぐ。ヒントン教授によればあと5-10年でAIが自立性を持ち発達し、人類滅亡などの危険性があるという。

●それを防ぐためにAI大手が安全なAI開発のための団体を設立。AIと共にどう生きるか。それを決めるのは人類。

 

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