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【宇宙開発の未来年表】

【宇宙開発の未来年表】

宇宙開発は、益々加速するが、ビジネスと同時に軍事的な側面も非常に大きいことが分かった。衛星は軍事活動に極めて重要で、それを破壊すること、破壊されても問題ないほど飛ばしていれば大丈夫という攻防が既に成されている事が面白い。

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●2020年は宇宙観光元年。

●2030年代、月面基地で民間人旅行者の滞在受け入れ開始。2040年日本の友人宇宙基地建設。月面都市が発展。一般の月旅行者が急増(年間1万人レベル)

●2050年大林組宇宙エレベーターを開設。

●2056-2115年、スペースXが火星に人口1万人レベルの都市を建設。

●宇宙エアラインでは東京ーニューヨーク間は2時間で飛ぶことができる。

ブルーオリジン社のニューシェパードは6人乗りのロケットで高度100kmまで打ち上げる。無重力体験を出来るのは5分程度。窓から青い地球を眺めることができる。旅行費用は3000万円程度。

アクシオンスペース社も宇宙ホテルを計画している。第一段は国際宇宙ステーションに10日間滞在する宇宙旅行で約60億円。(往復料金、15週間の地上トレーニング費用含む)

●第二段はアクシオンステーションを国際宇宙ステーションに結合し2023年宇宙ホテルとして運用する。

●低軌道は民間に任せるというアメリカの政策。国家ぎなすべき月や火星の探索活動にシフトさせている。国際宇宙ステーションは耐用年数的に2028年まではなんの問題もなく運用される。その先も運用可能だが、運用には民間が混じってくる。

●2028年の月面着陸を2024年着陸へ前倒しにしたアルテミス計画。なぜアメリカは急ぐのか。2028年のままだと中国に先を越されてしまうと判断したからであろう。米中新冷戦、女性宇宙飛行士の2つはアルテミス計画のキーワードである。

●世界中の多くの国が宇宙進出に挑戦している。アメリカ、ロシア、日本、ヨーロッパ以外の国の宇宙開発事情。

●中国は大陸間弾道ミサイル長征シリーズを打ち上げていることに加え独自の宇宙ステーション天宮の建設を計画している。月面に人類を送る計画も着々と進んでいる。

●インドは独自の航行測位衛星システムを持っている。インドネシアは多数の島嶼からなり東西に長く広がる国土に2億6000万人住んでいるため通信、気象観測、国土管理、防災などに衛生を利用することの重要性に早くから気づいていた。1964年に国立航空宇宙研究所を設立している。現在は自国で衛星を開発制作出来る人材育成に取り組んでいる。

ウクライナ宇宙機器やロケット開発製造で、ソ連の宇宙開発の一翼を担っていたが、明るい未来は見えない。

アラブ首長国連邦は2017年に「火星2117」計画を発表した。火星に20117年までに都市を建設するという壮大かつ長期にわたる計画。アルテミス計画で月周回軌道に建設されるゲートウェイにも参加する可能性がある。

ルクセンブルクは税の優遇措置があるため多くの多国籍企業が本社を置いている。世界最大の通信企業インテルサット社も本社をルクセンブルクに置いているが実際の本社機能はワシントンDC。ルクセンブルクの衛星通信企業SESは買収などにより拡大し、世界第2位。ルクセンブルクに世界第1位第2位の通信衛星企業がある。衛生やロケット開発は行わず、宇宙技術イノベーションのセンターになることを国として目指している。

●宇宙と安全保障の問題が大きく取り上げられるようになったのは、2007年の中国のASAT(衛生破壊)実験。スペースデブリが3000個も発生した。中国は何を考えているのか。現在の軍事活動では人工衛星にほとんど依存している。

人民解放軍アメリカに勝つには、制情報権が必須であり、それには制宇宙権が必要である。衛生への攻撃から衛生を守るの非常に難しい。よって小型衛生を多くの軌道で予め張り巡らせておき、数個の衛星が攻撃されて機能を失ってもシステム全体が失われることはない状態を作る計画をしている。全ての衛星を破壊することは難しいからである。

●現在では、宇宙空間を陸、海、空と同じような戦場ドメインと考えて監視する必要が出てきた。

木星の衛星エウロパ、ガニメデ、カリストは内部に海を持っている可能性があり、ESAが、打ち上げる木星氷衛星探査機ジュースは2029年に木星周回軌道に到達してカリストエウロパのフライバイを行い、2032年にガニメデ周回起動に入る予定になっている。

土星の衛星タイタンには山や谷川が流れたような跡、海が湖のようになめらかな平地など、地球に似た地形が存在するら、大気はメタンで、メタンの雨が降っている。液体のメタンの湖も発見されている。

 

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