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【日本のシン富裕層】

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【日本のシン富裕層】

シン富裕層の生態系についてかなり実際の例をもとに書いて頂いており的を射ている。海外移住先の最新情報も終盤で描かれており最高でした。

実家は特に裕福でもない。高級品は身につけずにいつもスウェット姿だが、実は莫大な資産を保有している。

まじめに働け、汗をかけと努力と根性がもてはやされた時代から、「もっと遊び心を持って自分が楽しみながら他人を楽しませ、いろんな情報を駆使しながら稼ごう」という風潮に変わってきている。

●2017年以降、富裕層のタイプが異なってきた。YouTubeや暗号資産、株式投資など。海外移住会社に相談に来る顧客は昔は60代がメインで次に70代、50代がほんのわずかだったが、今までは60代がメインであることは変わらないが次に50代、40代も増えてきた。2017年以降のシン富裕層では40代がメイン、次に50,30代ほんのわずかに20代も。

一般家庭に生まれた普通の人で、会社で同僚として席を並べている人が実は数億円の資産を持っていても不思議ではない、そういう時代になっている。

タイプは5つ。ビジネスオーナー型、資本投資型、ネット情報ビジネス型、暗号資産ドリーム型、相続型。

自分自身が高学歴で優秀な人は「日本でも普通の公立小学校に行かせているし海外でものびのびと自由に育ってくれれば良い」と思っている。教育目的で海外移住をしたい人は、親自身が学歴が高くなくコンプレックスがあるケースが多い。

詐欺師は本当に多く、資産に応じてやってくる。5000万持っていれば500万円くらいの投資話がくるし、数十億円持っていれば数億円の投資話が来る。詐欺師もその辺りの相場感がわかっている。よくわからないものには手を出さない、良い勉強になったよと話しているケースが本当に多い。本当に言葉巧みで仕事は完璧に出来る。それで信用してもらって少しずつ騙していくパターン。

シン富裕層は決断がとんでもなく早い。5000万円くらいの物件をポルトガルで買えばゴールデンビザが取得でき最終的には永住権や国籍を申請できると伝えると、じゃあ買いますと即決。中国系の人は投資に対して決断が早い。動物的勘。直感を信じて行動してきている。自分がいいと思ったら即取り組み結果を出してきている。

損得よりも仕事の面白さが優先。リタイアすると意気込んでいても結局は何もやらないのは物足りない。人生で1番良くないのはやりたいことがなくなることだ、と言う人が大半。

暮らしぶりはシンプルというよりも地味。ハワイに視察に行く際のホテルの宿泊代が12万円でも「高い。もっと安いホテルはないか」と話す。資産が10億以上もあるにも関わらず。

子供の教育に関して、予算の上限なくつぎ込むシン富裕層は多い。自分自身への投資や、家族のためにはお金をかける。

SNSで過剰なアピールをするのは詐欺師。

資産があるのに現金がない億り人。日本では暗号資産を現金に変えると雑所得となり、1000億円の暗号資産を現金にすると500億円以上税金で取られる。ただしドバイに移住し日本の非居住者となってからあんごうしさんを売ると売却益に税金がかからない。よってドバイが人気。日本では利益が20万以下になるように売れば税金掛からない。

自宅を買うときに資産として考えられるか。インフレは起こっていかなければ、困るものであると日本人は気づいていない。

投資には客観性と大胆さが必須。安牌に行くよりも客観的に見て大胆に攻めた方が良いなら大胆に攻める。

アメーバ経営の必勝パターン。IT系スタートアップのビジネスオーナー型。10社から一律で30万ずつもらって年収3600万。事業ごとに会社をなるべく分割させてその新会社の社長として若い人材を早めに抜擢する。

シン富裕層は知名度や規模を求めてギラギラしたりしない。むしろそちらを追い求めると忙しくなりすぎて自分の時間を持てなくなると敬遠する。

モチベーションは無駄に使うと減少する。だからやる気があるからといって無駄に動いてはいけない。目標が見つかるまではどうすべきかを考える。とりあえず資格の勉強を始める人がいるがそんなものは下策でTOEICFPなどの能力検定は最悪。その勉強が大変であればあるほどモチベーションは消耗する。時間とやる気の無駄遣い。

海外移住先の「ホップ・ステップ・ジャンプ」

・ジャンプオーストラリア、ニュージーランドアメリカ、カナダあたりが人気だが、日本と比べて相続税以外で税金面のメリットはあまりない。

・ホップドバイ、マレーシア、フィリピン、タイ、ポルトガルなどの税制メリットのある国を選ぶことが多い。

・ステップポルトガルアメリカをジャンプとした際のステップとして最適。不動産投資で35万ユーロ(4800万円)で申請できる。タイとポルトガル、最終的にアメリカで。という感じで移住先が決まる。

 

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