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【80歳の壁】
80歳までの常識が80歳以降は守らない方が良いことなどが、実は多くある。人生100年時代以上に生きる世代として、見守る世代としては知っておくべき必須知識かと感じました。
●健康寿命は平均男性は72歳、女性は75歳となっている。それを超えると誰かの介助が必要になると言われている。平均寿命や平均余命と比べて早い。
●手術はしない、薬は減らす。闘病という言葉は、そもそもおかしい。自分の身体と向き合って付き合っていくという姿勢が本筋。
●患者が医者を選ぶ時代。我慢はしなくて良い。その代わり運動、食事、睡眠を大切にする。
●大抵の医者は、健康診断の数値だけ見ており、患者を見ていない。薬を服用して体調良くならないならその薬は身体に合っていない。「これ以上悪くなりたくないでしょう?」と取り合ってくれないなら医師と病院を変えるべき。
●病院や医師とも相性があるため、合わなければ変えるべき。
●日本は臓器別診療の風土だが、高齢者はそれが良くない方向に転がることも多い。全体最適で診なければいけない。
●例えば血圧が高いと言われ服薬させられ、血糖値が高いと別の薬を服用させられるなど、多くの服薬が、重なるケースも多い。
●アメリカとは生活習慣も体質も違い、死因も違うのに、医療のやり方はアメリカ型を取り入れている。
●80歳を超える高齢者はがんの切除はしない方が身体への負担は少ない。経験則で行くと切れば元気は無くなる。
●コロナでは、ワクチンだけでなく免疫力が大切。免疫力をつけるには体力が必要だが、逆に自粛してしまったため多くの高齢者が亡くなった。
●医学は不完全なものなので、生きたいように生きる。数年前の当たり前が非常識になることは少なくない。
●高齢になったらいつ亡くなっても良いように、食事や興味のあることは我慢しないことが大切。食べたいものは食べる。老人は太っている方が長生きする。
●コレステロールやテストステロン、ed治療薬を注入する。性欲は健康寿命を長くするのにうまく利用するべき。ホルモンが分泌されるため健康に良い。
●免許返納はしない方が良い。出来ることを手放すとボケる。高齢者の免許返納圧力をかけるのではなく、自動運転環境を早く整えることに力を割くべき。
●陽の光に当たり、散歩をする。
●「認知症です」の一言で、本人からも家族からも出来る可能性を奪ってしまう可能性がある。残存能力は思っている以上に多い。
●鹿島の患者と杉並の患者では認知症の進行が違う。鹿島の方が進行が遅い。鹿島では発症後も変わらぬ生活を営むが、杉並では危ないからと色々と仕事を取り上げて外に出さなくなる。
●オムツをうまく使う。排泄の能力は落ちたが他の能力はすごい。割り切って開き直って生きる。
●噛めば噛むほど唾液もよく出て、顎の力も鍛えられる。満腹中枢刺激され食べ過ぎも抑制される。
●血圧、血糖値は下げなくて良い。薬飲み過ぎは頭がボーっとして活力が奪われる。
●好きなことをする、嫌なことはしない。
●性的欲求を我慢しない。
●引きこもっていてはいけない。引きこもっては幸せホルモンセロトニンが分泌されない。
●小太りくらいがちょうど良い。無理な人付き合いはやめる。テレビを見ないようにする。外に出て刺激を得る。
●「なんとかなるさ」と唱えるだけでドーパミンが出るのでおすすめ。
●ぬるめのお風呂に10分浸かる。
●眠れなくても睡眠導入剤を使う必要はない。横になっているだけで休まっている。
●見栄を張らない。あるものを大切にして生きる。誘われたら乗ってみる。無邪気に楽しんでみる。面倒なことほど実は面白い。
●ルールは自分で決めて良い。自分で出来ることはする、嫌なことはしない。あるがままに生きる。
●どうせ皆ボケる。どうせなら愛されるボケになろう。
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