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【老いの品格】

 

【老いの品格】

歳の取り方の教科書で非常に勉強になりました。

老いの品格 品よく、賢く、おもしろく (PHP新書) https://amzn.asia/d/989L5ag

老いることにジタバタしない人は品格がある。根拠のない不安に振り回されるのは不幸。

高齢ドライバーが事故を起こす確率は、16-24歳のドライバーが事故を起こす確率より半分近く低い。

●65歳以上で運転を辞めた人が6年後に要介護認定となるリスクは運転を続けた人の2.2倍。

コロナ禍で完全に閉じこもりの生活をして認知症が進んだ人や歩く機能がすっかり低下した人が出ている。

認知症になっても初期の頃は、大統領の職務でも遂行できる。認知症になったときにはそれによって失われるものではなく残るものに目を向けることが大切。

加齢を怖がる必要はない。どんなに病気にならないように気をつけていても人間は病気になる。無くそうという発想ではなくそれがあるという前提で生きる。

孤独を恐れず好きな生き方をする。自分の考えをアウトプットすることが高齢期は特に重要で話し相手になってくれる人の存在や他人との交流が不可欠。

常識的でないことこそが高齢者の面白さ。歳をとってやっちゃいけないことは説教と昔話と自慢話。(高田純次)

面白い高齢者を目指した方が魅力的。そのためには自分の頭で考え人が言っていないことを探す必要がある。

高学歴な人がつまらないと言われる理由。詰め込みになっている。海外では教授の言うことに反論しその説を覆す学生。日本人研究者でノーベル賞受賞の方は基本的に上に逆らう経験をしたことのある人。

知識人ではなく思想家になろう(外山滋比古)。知識をそのまま話すのではなく自分たちの経験に溶かし込んで話せるのが高齢者の価値であり強み。

一つのことに対し、これが正しいと決めつけることなく色々な可能性を考えられる人の方が人間の幅が広く見える。

人生経験が豊富で、思考の幅が広い人が素敵な高齢者ではないだろうか。

歳をとっても人が寄ってくるのは話が面白いとか、人としてどこか見習う点があるとか、周囲から素敵だと思われているような人。

歳を取ると思ったほどお金が当てにならないことに気づく。利害関係によるパワーではなくその人自身の人間味やオーラのようなものがどれほどあるかが、ものをいう。

自分の周りの人に安心感を与えられる人、慕われる人になることを目指すのは高齢者になってからでも遅くない。例えば書や俳句など趣味的なことでも良いので今から何か始めれば更に人間的な豊かさや深みが生まれ、人を惹きつけるようになると言うこともありうる。

高齢だから味わえる自由な仕事選び。お金のことを重視せずに仕事を選ぶことができるのはリタイヤ世代の特権でもある。

高齢者が現役の労働者である以上に現役の消費者であり続けることに極めて大きな意味がある。

貯めるために稼ぐのではなく、使うために稼ぐ。日本の個人金融資産は2000兆円に上るがそのうち実に7割は60歳以上の人が持っている。

生きているうちに肩書きや名誉を得ることよりも死んでから自分自身や自分の理論がどう評価されるということの方がよほど大事。

自分は最後に泣いてもらえる人間か。を考える。墓より金より名前を残す。自分のお金をどう使うか、どう名前を残すかと言うことに頭を使う。

世の中に正解はないと言えるのが高齢者の強み。色々なパターンがありうると言うことを体感的に知っている。

自分の信念であれ、絶対にこれだと思ったやり方や考え方であれ、うまくいかなくなったら変えてみると言うのは何も悪いことではない。

「人生色々」で多様性を認める。

 

 

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