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【脳を活かすスマホ術】

 

【脳を活かすスマホ術】

スマホの負の側面ばかり取り上げる論調も目立つが、正の側面を取り上げ、ドンドン使っていくべきだという本で、逆に斬新。最新科学と実績に裏打ちされており、自分自身も実体験から頷ける内容が多く最高でした。

脳を活かすスマホ術――スタンフォード哲学博士が教える知的活用法 (朝日新書) https://amzn.asia/d/a7hRHuE

 

スマホが脳を壊す、スマホで集中力低下、スマホはうつや不安症を引き起こす、などのネガティブキャンペーンは、スマホ研究を度外視する偏った見方である。科学的にも確認された数々の恩恵に与らないのは非常に勿体なくスマホ時代、AI時代を生き抜けない。

スマホは今や小学生でもおおよそ3-4割持っていて、中学生7-8割、高校生9割が持っている。スマホが良い悪いの二元論には意味がなく、日常の中にいかにバランス良く溶け込ませていくかが課題になる。今や遠ざけることなど現実的に出来ない。

スマホだから出来る超高速、超効果的インプット。集中力やマインドセット、勉強にも役に立つ。SNSで周りと繋がりハッピーになる。スマホをやり過ぎず持続可能なモチベーションを保つ。

●18歳以上の大人は世界平均で14時間半スマホを使っている。日本は4.8時間。

スマホウェルビーイング全体にもとても効果的。元々繋がっていた人たちとさらにコミュニケーションを強めたり維持したりすることにとても有効。

著書の経営するスタンフォードオンラインハイスクールは2006年設立から十数年で全米進学校No. 1となった。

スクリーンタイムの時間が長いと課題感を持つ人がいるが、テレビのそれとは違う。スマホは受け身でいるわけではなく、自分の意思で何かを打ち込んだり考えながら操作している。参加、集中することが出来てアクティブな情報やり取りが可能になる。

スマホのネガティヴキャンペーンは「食べ物は身体に悪い」と言っていることとよく似ている。悪い結果のみに着目して悪いと結論することは出来ない。

スマホの使用時間自体とメンタルには相関がないという結果が出た。

スマホで記憶力アップという実験。数字記憶の実験で頭だけで記憶グループ、スマホでメモグループに分かれた結果断然スマホでメモグループの結果が良かった。スマホに打ち込むという能動的なインプットにより記憶力が上がった。

スマホは肥満対策にもなる。スマホゲームは脳にすごく良い。一時的な話の極度な一般化がよくネガティヴキャンペーンで行われる。ググること自体で我々の記憶力が悪くなることはない。

人間はネガティヴな情報に惹かれる。

スマホ動画はインプットの無双の鍵。見る、聞く、読むを組み合わせて最良のインプットツールにする。

読むと聞くどちらが効果的か。読む方が同じ時間内に倍の情報量をインプット出来る。読むということは人間の脳には実はとても難しい事。見る、聞くに比べて人間の脳がだいぶ進化したのちに手に入れた高度な能力。

ちょうど良い早送りの速度は1.5倍速。多くの場合で、1.5倍までは理解度を変えずに速聴出来たという研究あり。

しかし、読む、聞く、見るをバランス良く組み合わせることが重要。ワーキングメモリーに負担をかけては行けない。

スクショやGPT要約には注意。それに頼ると脳に入らない。メモを取る、ノートを取ることは記録に残しておくこと以上に学んだ内容を一旦頭に入れて脳を動かすということ。

読む時のインプットは手書きが効果的。読んだ内容を脳で咀嚼することができる。聞くインプットにはタイピングが効果的。

頭の中での思い返しを、「リトリーバル」という。動画を見る前に、目次やまとめを出力をしてざっと内容を理解しておく。10分ごとにメモをしておく。

スマホゲームも侮っては行けない。アクションゲーム、スキルアップゲーム、マインクラフトのようなクリエイティビティが高まるゲームもある。他文化コミュニケーション能力を身につけるチャンスもある。

ゲームと学びの垣根が崩れてきた。子どもには、YouTubeよりスマホゲームを与える。「遊び」VS 「ゲーム」はもう古い。ゲームは日常のコミュニケーションを養うべきスキルを養ってくれる。しかしやり過ぎることは行けない。「時間内にやめる習慣」が重要。

ゲームは成功体験をリスク少なく提供してくれる。ゲームによって、成長マインドセットを伸ばせていると自覚すること。

SNSで発信するか受信するか。最近の研究で明らかになったのは自分から発信してる人たちの方が心のウェルビーイングが保たれていること。

ポジティブもネガティヴも循環する。発信はポジティブなものを心がけること。

ありのままの自分をありがたく思うこと。自己受容、自分のことをありがたい自ら価値をみいだすことを「自己価値」という。

不特定多数より仲間への発信。

心の三大欲求を満たしてくれるSNS

・関係性:人とつながったり繋がれると思う気持ち。

・有能感:何かを出来る、出来た、という満足感。

・自律性:誰かや何かに強制されるのではなく自分の意思でやっているという感覚。

感謝の気持ちを持つことが自己肯定感アップに繋がる。

スマホ依存には医学的定義がない。

ただ幼児期のスマホは厳重注意。0-5歳くらいは12時間以上の使用は禁物。

スマホ禁止!は禁止。

使わない時は遠くに隔離する、テクノロジーブレイクを使う、親がロールモデルになる。

 

 

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