本要約ブログ

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【ユーモアは最強の武器である】

【ユーモアは最強の武器である】

なぜ面白いのか、ユーモアがあるということは、筋トレと同じで鍛えることができ、後天的に獲得出来る技術である。ということが一番勉強になりました。

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●ユーモアがもたらすパワー。ユーモアには、人を動かす思いもよらない力がある。

  • 地位が高く見える
  • 知的に見える
  • 交渉を有利に導く
  • 目立つことで記憶に残りやすくなる
  • 信頼しやすくなる
  • アイディアがひらめく

  • 粘り強く頑張れる

ユーモアのセンスは筋肉に似ていて、定期的に使わなければ衰えてしまう。残念なことに現状ほとんどの人は、ユーモア筋が衰えている。

 

●笑う回数は23歳がピーク

166カ国140万人に調査を行ったところ、人々が1日のうちに笑ったり微笑む回数は、23歳頃から急激に減り始めることが分かっている。子供の頃はしょっちゅう笑っていた人も、大人になって真面目に仕事をしていると陽気さを失ってしまう。

●我々の職場に必要なのは、もっと自分らしく振る舞うことや、人間らしいつながり。では、一体何が職場での陽気さの妨げになっているのか。

業界や地位も様々な700名以上の人々を対象に、なぜ職場ではユーモアを発揮しにくいのかを調査した結果、4つの理由が見えた。それは、

  • ビジネスは真面目であるべきという思い込み

  • ウケないという思い込み

  • 面白くなくちゃいけないという思い込み

  • 生まれつきの才能という思い込み

の4つ。すべては私たちの思い込みによって、職場から勇猛が消え去ってしまっている。

 

 

●ユーモアの4つのタイプ

著者が一連の実験を6年間行った結果、ユーモアには4つのタイプが浮かび上がってきました。

攻撃的で表現力豊か、天性のエンターテイナー。笑いを取るためなら少し事を荒立てるのも厭わない、人前に出ると生き生きするタイプ。また、大勢の人たちと一緒の時は大抵ジョークを飛ばす。自分をジョークのネタにされても気にしない。

 

  • スイートハート

親しみやすく、さりげないタイプ。ひたむきで誠実、よく練ったユーモアを好み、クスッと笑わせるようなセリフを混ぜる。感性が豊かでおおらかなので、相手の感情を傷つける危険を犯してまで人をからかったりはしない。また、自分がその対象になるのも好まない。周りの人たちを元気にするような、明るいユーモアが好きなタイプ。

  • マグネット

親しみやすく表現力豊か、いつも上機嫌で、みんなのムードを盛り上げる能力に長ける。モノマネや人真似もしょっちゅう飛び出し、おバカなジョークに自分でも大笑いしてしまうこともあるくらい。即興コメディーや人前での挨拶が上手いと評判の人は、マグネットに当てはまる可能性が高い。

 

  • スナイパー

攻撃的でさりげないタイプ。鋭くて皮肉っぽいさりげないユーモアを好む。笑いを取るためなら一線を超えるのも恐れない。語り口は小声で、そっけなく大勢の人たちと一緒の時はじっくり様子を伺ってから行動に出る。一発ジョークでピシャリと決めるのが好き。

 

スタンドアップとスナイパーは親しみを込めて相手をからかったりしますが、やりすぎてしまった場合、マグネットやスイートハートをドン引きさせてしまう。

一方で、マグネットとスイートハートは、相手を持ち上げるために自分を低く見せますが、あまりに卑下しすぎると、スタンドアップやスナイパーの目には情けなく映ってしまう。

ユーモアのタイプは、断定的なものではなく、何を面白いと思うかどのようにユーモアを発揮するかという好みや傾向は、自分のタイプを認識するだけでなく、どんな時にタイプを切り替えた方がいいかに気づくことで、大きな効果が生まれる。

 

●ユーモアを活かすテクニック

 運動が特定の目的のために体を動かすように、ユーモアも特定の目的のために陽気さを使う。ヨガが好きな人もいれば、サッカーやサイクリングが好きな人もいるように、人それぞれ好みがありユーモアについても、ジョークを好む人もいればモノマネや体を張ったギャグが好きな人もいる。

 

●ユーモアは鍛えられる

ユーモアは鍛えることができますが、運動と同じようにスキルと努力が必要なので、時に頑張る必要がある。コメディはユーモアを組み立ててから実践する。スポーツと同じように、コメディもテクニックを自在に駆使する必要があるので、膨大な練習が必要になる。

もちろん、多くの人にとって目的はコメディでプロになることではないので、重要なのはもっと陽気さを持って世の中に向き合う方法を学ぶことです。さらに、自分ならではのユーモアを磨きうまく使えれば最高。

 

●ユーモアの基本的なパターン

原則1:ユーモアの核心は事実にある。

原則2:あらゆるユーモアには驚きとミスディレクションが潜んでいる。

 

●プロのコメディアンに学ぶテクニック

 

  • 面白いものに目をつける

自分自身や周りの人たちの生活に潜んでいる事実を見つけるということ。

ユーモアの源は、他人の自分に対する思い込み。ユーモアを見つけるには、自分らしい性質や意見、好みや感じ方を分析する必要がある。

あまりピンとこない人は、「率直に言って、あなたは〇〇な人に見える」というように、周りの人に自分に当てはまる言葉を考えてもらう。それが、ユーモアの種になる。ユーモアのネタはすかさずメモして後でおくのがよい。身の回りを見渡せば、人生はコメディに溢れているはず。

  • 面白さを作り出す

少し工夫するだけで、ネタのアイデアが一気に面白みを増す。例えば、

  • 誇張する
  • コントラストを生じさせる
  • できるだけ具体的な表現を使う
  • 比喩を用いる
  • 3のルールを守る

などの工夫がある。

「誇張する」については、日常生活で気づいた点を大袈裟な言葉で表現すると聞き手の予想を裏切って、ミスディレクションが生じる。

コントラストを生じさせる」については、何らかの不一致を見出した時、そこにはある程度のコントラストが生じているはず。あるいは、コントラストを意図的に生じさせてみる。

「できるだけ具体的な表現を使う」は、コメディのオチを“まあまあ”から“絶妙”へ飛躍させる力がある。

「比喩を用いる」については、コントラストがユーモアを生み出すように、比喩もユーモアを生み出します。比喩の達人になれば、全く別の突拍子もないものと比較することによって、行動や状況の滑稽さを際立たせる。

「3のルールを守る」は、ミスディレクションを成功させる簡単な方法。一般的で予想しやすい要素を2つ挙げてから、意外な3つ目の要素を挙げると、脳の予想を裏切ることができる。

 

  • 面白いことをパッと言える

優れたジョークを生み出す原則をマスターしても、私たちは日常生活でユーモアを使う時は、たいていその場で思いつかなければならない。そこで、ユーモアをパッと生み出すための役立つコツについても解説されている。

一つは、持ちネタを用意すること。これはいざという時に披露するネタで自分でも話すのが楽しくて、いつでも笑いがとれるネタがよい。ただし、いつも同じネタを披露すればいいというわけではなく、お気に入りの持ちネタはその場の状況に合わせてアレンジすべき。

 

 

●普段の生活でも舞台の上でも、笑いを取る最も簡単な方法の一つは、以前受けたジョークや面白かった出来事を引き合いに出すこと。このテクニックはコールバックと呼ぶ。何かで笑いが起こったらネタとして覚えておけば、後でチャンスを見つけて使うことができます。しかもコールバックはグループの絆を強める効果もあり。なぜなら、みんなで笑えるうちはネタの楽しいジョークと同じように、コールバックは仲間意識を刺激するためだから。

つまりそのジョークの笑いどころがわかる人は、自分も仲間の一員だと実感するからこそ特別に感じる。

 

●語り口

実はジョークの99%は語り口がものを言う。声と語り口がぴったりで、オチをばっちり聞かせれば何を言っても笑いを取れる。

 

●メッセージに陽気さを加える3つのテクニック

・コールバックを使う

・締めくくりに工夫を凝らす

・PS:追伸を付け加える

の3つ。

90%の人々は手紙の本文よりも、追伸を先に読むことを突き止めた。

つまり、手紙を受け取った相手は水深の分を読んで第一印象を抱くということ。これはメールでも同様。追伸は真面目になりがちなメールの文章に少しの大きさを加えるのに効果的。

 

 

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