【戦略は歴史から学べ】

【戦略は歴史から学べ】

歴史を勉強する意味を、このようなところでも大切なものだと気付かされる。歴史は繰り返し、賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ。

戦争や戦国武将の戦略が、現代の企業戦略と紐づけて説明して頂いているのが面白いです。

●3000年間、歴史が裏づけている勝利の法則がある。大局的みて判断する。

●弱者を分断し、団結する力を削ぎ、1つ1つ潰していく。古代中国の秦が実施した弱者分断戦略。

●迂回戦略。既存の大手が弱い所で勝負する。強力なライバルは避けて最後に勝つ。

●強かに勝つライバルとの戦い方。源氏が兵士に勝利したランチェスター戦略。頼朝は小さくても確実に勝てる相手を打って礎を固めていった。

●戦う前に勝負を決める。事前攻撃戦略。

●事業ドメイン変更戦略。織田信長はなぜ居城を頻繁に移動させたのか。進撃の速さ、撤退の速さ。富士フィルム、IBMなどは事業ドメインを変更させ続けてきた。

●最速で実施し、学び、改善する。飛び抜けた学習要因が天下を取る秘訣なのは昔も今も変わらない。

●知識や文化、経験を相手からでも貪欲に得る。500万人いたインディアンは3年で滅ぼされた。

●時代が変化した時、自己を変革して新たな戦略を描いて進めていく事が大切。

●稲盛和夫氏とリンカーンの共通点。トップにしか出来ない課題を見つけて達成する、現場を詳細かつ正確に知り、細部に渡り必要な指導を徹底する、組織内の隠れた指揮官を見つけて無能な指揮官を降格させる。

●戦略的ベンチマーキング。日露戦争での劇的勝利は、海戦を最先端で学んだ秋山を大抜擢したことが要因の一つといわれている。

●先行者優位。先に勝ったものが勝つ確率が高い。

●第二次世界大戦の独ソ戦。ドイツの精鋭部隊はソ連の大群と真正面から戦わなかった。防衛の弱いところを攻める戦略。競争せず、ニッチで勝つ。

●戦略的撤退。

●失敗に学び、内部からの自己革新で勝利する。

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